Archive for 2011年6月3日

「外貨預金」と「FX」

FXを勉強している人の中には、「外貨預金と何が違うの?」と思っている人も多いですね。たしかに、一見するとFXと外貨預金はよく似ている感じがします。しかし、FXと外貨預金は「全く別物」であるため、その違いを勉強して、どちらがあなたの投資プランに適しているかを確認しておきましょう。

外貨預金を簡単に説明すると「直接売買」ということになります。たとえば、銀行に行って100万円を取り出し、「100万円分の米ドルを下さい」と言います。すると銀行員が100万円分の米ドルを用意してくれますよね。つまり、あなたのお金で直接的に通貨を「買うor売る」という作業を「外貨預金」と呼んでいるのです。一方、FXは「間接売買」ということになり、あなたはFX業者に取引の「命令」を下していることになります。たとえば、「このタイミングで100万円分の米ドルを買ってください!」や、「このタイミングで売ってください!」など、あなたは取引の命令を業者に出すことになります。業者は、あなたの命令に従って取引を行い、その結果、利益が出ればあなたの証拠金に上乗せされることになり、損失が出れば証拠金から差し引かれることになります。つまり、顔を合わせて現物のお金をやり取りしているのではなく、「取引の命令を出している」というのがFXだと覚えておきましょう。

さて、FXと外貨預金の「仕組みの違い」を勉強したところで、今度は「どちらがあなたの投資プランに適しているか?」を検証してみましょう。最近では「外貨預金→FX」に引っ越しをする人が増えているのですが、これは「FXの方が、手数料が圧倒的に安い」というメリットがあるためです。また、外貨預金でも保有している通貨の「金利」が受け取れますが、金利分を自由に出し入れすることは出来ません。しかしFXの場合、金利は日割りされて毎日のように口座に入ってきますので、金利分だけを引き出すことが出来るのです。つまり、「出金の融通が利く」というメリットがあるんですね。

ただし、FXは取引自体がかなり複雑であり、それを理解できない人であれば、仕組みが分かりやすい「外貨預金」の方が良いかもしれません。皆さんも、この2つをもっと詳しく勉強して、どちらがあなたに適しているかをぜひ検証してください。

FXの「メリット」と「デメリット」とは?

FXを始める人が多いのですが、始める人が多いからにはそれだけの理由があるはずです。そこで、FXの「メリット」と「デメリット」について、ぜひしっかりと勉強しておきましょう。

まず「メリット」ですが、「投資効率が高い」と言えます。2009年10月現在の日本の政策金利は「0.1%」であるため、これでは銀行に貯金する意味がありません。以前のバブル期なら、金利も高かったので貯金する価値があったのですが、現在では「ATMの手数料を払ったら利息が吹っ飛んだ…」と言えるくらいの低水準です。しかし、世界を見れば日本円よりはるかに「好条件」の通貨がたくさんあるんですね。それらに投資をすることで、変動によるリスクはあるものの、日本で銀行貯金をするよりも高い投資効率が実現できるというわけです。

また、外貨に投資をするなら「外貨預金」でも構いませんが、FXには「レバレッジ」というシステムがあり、「少ない資金で大きく取引できる」というメリットがあることも覚えておきましょう。

一方、「デメリット」ですが、やはり「変動によるリスク」は無視できません。日本で銀行貯金をする場合、投資効率はかなり低いですが、「変動」というリスクを考える必要は全くありません。しかし、外貨で資産を保有する場合、ずっと外貨で保有するわけにはいきません。いつか必ず、日本円に両替する日が来るはずです。その時に、変動による損失が拡大している恐れがあるんですね。またレバレッジは、倍率に応じて損失も倍増しますので、「朝、目が覚めると、資金の全額が吹っ飛んでいた…」ということも考えられます。つまり、「ロスカット」や「マージンコール」などのリスク管理を徹底させておく必要があるのです。

FXには、メリットもデメリットも両方存在しています。しかし、トータルで考えれば、やはりメリットの方が大きいため、FXを始める人が増えているのも事実なんですね。

どれくらいの資金を用意するべきか?

FXを始めようと考えている人の中には、「どれくらいの資金から始めれば良いの?」と悩んでいる人も多いはずです。FXのメリットの1つは「少ない資金でも始められる」というものですが、具体的な「金額」で言うとどれくらいの数字になるのでしょうか?

FXには、各業者によって「最低入金額」というものが設定されています。「最低入金額」とは、「取引を始める上での証拠金の最低額」のことです。たとえばA業者の最低入金額が「5万円」だったとしましょう。この場合、A業者では「5万円からスタートできる」ということになり、これを下回って取引を始めることは出来ません。したがって、これからFXを始める皆さんであれば、各業者の「最低入金額」をチェックして、「この業者では○○万円スタートだな」と確認しておきましょう。

さて、最低入金額は業者やプランによって異なりますが、たいていは「10万円」を基準にしておきましょう。業者やプランによっては10万円以上の資金を用意しなければならないこともありますが、たいていは10万円あればスタートできるはずです。また、「1万円からOK!」というプランもありますので、「練習用」としてこれらのプランを選ぶのも賢い方法と言えるでしょう。

スタートするときの資金額に上限はありませんが、初心者の方であれば、やはり「10万円」から始めてみるもの1つの手です。いきなり「100万円」や「200万円」から始めても良いのですが、最初は負ける確率が高いため、「授業料としてあきらめられる程度の金額」を、あなたのスタート資金として用意しておきましょう。